北條

 

シンプルで使いやすいフォルムにあえて残したろくろで引いた跡。

加工されていない土の良さをそのまま表現した上品で温かみのある作品が魅力。

 

1945年、常滑生まれ。

1976年には“轆轤による手作り急須技法の保持者”として常滑市無形重要文化財に指定される。無形文化財とは歴史上または芸術上価値の高いもので、そのうち重要なものであると認定されたもの。現在この指定を受けている作家は、急須の街常滑といえども、5人しかいない。現在は愛知県立芸術大学陶磁課で非常講師も務め、急須作りを生徒たちに教えている。

 

三代続く焼き物一家出身の北條。

伝統的な常滑焼では田土から作る朱泥が一般的だが、親から“人と違うものを作れ”と言われ、30年前頃伝統的な朱泥ではなく山土をつかうようになった。

通常はガス窯で1150度の高温で焼成するのだが、山土は粘りのあり、窯の中でもへたることなく高い温度に耐えられるのが特徴。

これを無酸素状態の還元焼成することで、全体がよく引き締まり、表面は独特のツヤと発色を見せる。

 「土の素材を壊さず加工されていない土をそのままの状態で使うことによって、土の良さを表現できる」と山土の魅力をこう語る。

 

 


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