佐野曜子 織りの蓋置 手作りガラス製茶器 急須/茶釜/鉄瓶用フタオキ 桐箱
作家: 佐野曜子
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商品の詳細

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商品概要

商品名織りの蓋置  
作家佐野曜子                     
生産地富山県富山市
サイズ高 5.3cm * 直径 7cm
容量


素材ガラス

備考

桐箱


ご注意点

表示の容量は【満注内容量】です。

水を縁までギリギリ満タンに入れた場合の内容量を示しています(蓋のある場合は蓋を受けるところまで)。

実際に使用される場合のお湯の量は少なくなります。

作家について

佐野猛、曜子

 

夫婦二人ともに日本を代表するガラス作家。

 

様々な色を緻密にコントロールして表現するのが特徴。

一般的にはガラスは吹きガラスのみ、カットのみの作品が通常。しかし佐野夫妻は、まず熱いガラスを吹き、細かく切断してくっつけ、また熱して形を作り、最後にカットや磨きを加えるという、吹きとカットの両方の高度な技術が求められ、なおかつかなりの手が込んだ技法を用いる。

 

二人ともガラスの分野で世界最高峰と称されるニューヨークのコーニングガラス美術館(The Corning Museum of Glass)にも作品が所蔵されている。

 

佐野猛

千葉出身、子供の頃からものづくりには興味があった。 

大学卒業前にいよいよものづくりの仕事に就こうと考え始めた。

 

百貨店でガラスの展覧会を見てガラスはとても面白いと感じた。ガラスは当時日本では歴史が浅く徒弟制度もなかったのでガラスの道に進むことを決意。

「新しいものが好きなんです。日本では当時ガラス作品作りは新しいイメージがあったのでガラスを選びました」

 

東京のガラス専門学校に2年ほど通い、卒業後も数年間アルバイトをしながら週末に教室に通った。

 

妻とはその教室で知り合う。

 

 

 

佐野曜子

 

大学で英文学を勉強後、大手自動車会社のコンピュータープログラミング部門で働くという美術とは無縁の人生を歩んでいた。

 

 

バーで手にするロックグラスをいつも素敵だなと思って眺めていた。あるとき雑誌でふと目にしたガラス教室についての記事で思い立ち、その週末講座に通うことになった。

 

「絵を書けば下手だとばれるけれど、ガラスはまだ目新しい分野だったのでうまい下手を見分けられることはないと思ってガラスにしたんです(笑)」

 

4年通った週末教室で現在の夫・猛と出会う。個人としては特に作家を目指すつもりはなく、猛のよきアシスタントであればよいという程度にしか思っていなかったそう。

 

 

 

結婚して間もなく夫と一緒に石川県の能登島ガラス工房に就職し、合計7年間働く。

後半の1年2ヶ月(1996年~)休業し、オーストラリア国立大学キャンベラ美術学校ガラス科大学院に留学。

 

二人の作品スタイルを確立させる基となったこの留学。また海外のガラスは歴史があり市場も大きく、作家たちの様々な技法を組み合わせる発想力も豊富で、そういった外の環境に触れるいい経験でもあった。

 

オーストラリアから帰国して一年ほどした後、富山県に移り住み、独立。

 

「人生を楽しくするには仕事を楽しいものにすれば良いと思ったんです。実際今の仕事は楽しくて仕方がない。これからもどんどん新しいことにチャレンジしたい。新しい技法を駆使してこれまで見たことのないような効果のある作品を作っていきたいですね。」と意欲的な佐野猛氏。

 

 

「仕事が楽しくて仕方がないという人と一緒に仕事をしているのが何よりも楽しいです(笑)」佐野曜子

今では夫同様おしもおされぬ一流の作家であるのに、曜子さんの言葉からは夫を支える妻の控めさ、優しさを感じる。




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